三大証券とネット証券、何が違う?

業界研究、証券会社編。

 

日本の3代証券というと、

  • 野村證券
  • 大和証券
  • SMBC日興証券

が挙げられるが、現在は野村證券がダントツの売上高を誇っている。

 

この三社は、大きな駅前に立派な支店をもっており、顧客に大口の投資家がたくさんいることが大きな強みになっている。

 

一方、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)から数千億円規模の運用を任されており、巨大資金を動かせる立場にある。

 

主な収入源は、こういった大口投資家や機関投資家の手数料収入と、新規IPO銘柄の主幹幹事手数料になる。

 

大手証券会社は大口顧客をたくさん抱えているため、新しく株式を公開する企業の株主募集の幹事を務めることが多く、それで大きな利益を上げているのだ。

 

一方、ネット証券では、SBI証券と、楽天証券(非上場)が2強で、ネット売買している株式トレーダーは、少なくともどちらかの証券会社に必ず口座を開いている事が多い。

 

SBI証券の特徴は、PTS取引という、時間外取引ができるということで、東京証券取引所が取引を行っていない夜でも、株売買ができる。

 

一方、楽天証券の場合は、マーケットスピードというツールが有名で、楽天ポイントがたまることも大きな利点になっている。

 

大手証券と比べて、店舗を持たないので、安い手数料で株式取引ができるのが強みだ。

 

現在は大手証券に大きく水をあけられているが、近い将来は、もっとこの差は縮まると考えられる。

 

というのも安い手数料に慣れたトレーダーが、高い手数料の大手証券に口座を移すとは考えにくいからね。

 

証券会社 売上高ランキング(上場企業のみ 2016)その1

企業名市場業種売上高(百万円)当期利益(百万円)自己資本比率ROEROA本決算
野村HD東1証券・先物17230961315506.64.870.322016/4/27
大和証券G本社東1証券・先物65371111684869.510.542016/4/28
SBIHD東1証券・先物2617443411511.99.041.052016/4/28


第二新卒エージェントneo

証券会社 売上高ランキング(上場企業のみ 2016)その2

企業名市場業種売上高(百万円)当期利益(百万円)自己資本比率ROEROA本決算
岡三証券G東1証券・先物829271106828.47.621.92016/4/28
東海東京フィナンシャル・HD東1証券・先物675841242326.98.072.422016/4/28
澤田HDJQS証券・先物55270670112.514.981.752016/4/27
マネックスG東1証券・先物5427135549.74.110.372016/4/28
ジャフコ東1証券・先物411551701888.59.017.512016/4/22
松井証券東1証券・先物34435147631416.161.992016/4/27
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