自己分析は、なぜ必要?

就職活動には「自己分析」が必要だという。

 

自己分析がなぜ必要かというと、自分のことを他人に説明する必要があるからだ。

 

自分のことは自分が一番よく知っている!と言っても、それを言葉で表現することは難しい。

 

自分のことをよく知っていても、それを言葉にできないなら、面接官やグループ討論などでは、何も言うことができなくなってしまう。

 

つまり自己分析というのは、自分のことを説明する言葉を見つける、ということだね。

 

何か意見を言わねばならないような場面でも、自分の価値観がハッキリしている方が、話しやすいし一貫性が出るからね。

 

自分のことを言葉にしてハッキリ言える人は、自分自身について客観的に見ることができている(メタ認知)ということで、評価が上がる。

 

逆に自分のことについて曖昧なことしか言えない人は、自己認識力やコミュニケーション力が不足しているという評価になるかも知れない。

 

またES(エントリーシート)に書いたことについて問われたとき、しっかり説明できるかどうかでも、自己分析は必要になる。

 

「サークル活動に熱中していた」と書いても、どういうサークルで、どういう活動をしていたかは説明できるが、サークルでどういうポジションで、何を主にやっていたかなどを面接官に尋ねられたりする。

 

面接官が知りたいのは、応募者がどういう行動をするタイプなのかということだから、それが分かるように説明しないと意味が無い。

 

そのためにも、自分の行動のタイプは知っておいた方が良いだろう。



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自己評価は行動に出る

自己評価」は自己分析に役立つかも知れない。

 

自己評価は英語で self‐esteem (セルフ・エスティーム)と呼び、「自尊心」と訳す場合もある。

 

エスティームはestimate(見積もる)ということで、自分自身のことを見積もることが「自己評価」で、自分を高く見積もると「自尊心」という意味になる。

 

自己評価は、人間の行動に出る

 

たとえば自己評価が高い人は、何かにつけてやりたがる。

 

周りの人間から見てできなさそうなことでも、自分ならできると思って、やり始める。

 

上手く行けば自己評価は高くなりうれしくなるし、失敗したとしても、他人がやらないことに挑戦するだけでも自己評価が高まるので、そういうことをする。

 

例えばドーベルマンのような猛犬を飼ったり、奇天烈なファッションに身を包んだり。

 

こういう人は、自己評価が高めるために、こういうことをやっている。

 

一方、自己評価が低い人は、何かやらせようとしても、嫌がってやらないことが多い。

 

自己評価が低い人は、失敗して嫌な思いをするのが嫌で、挑戦を避けようとするのだ。

 

上手く行きそうなことしかやらないし、上手く行きそうに無いことはやらない。

 

この自己評価の高い低いを決めるのが、自己愛と能力評価の2つの要素で、このバランスによって様々な行動が起こってくる。

 

自己愛とは簡単に言うと「自分が大好き」「自分は褒められる存在だ」と感じるかどうか。

 

能力評価は「自分は結果を出せる人間だ」「自分は、やればできる」と考えているかどうか。

 

自己愛が高くて能力が無い人の場合、重要な役職に就きたがるが、能力が無いので失敗して、周囲の人間に迷惑になる。

 

自己評価は高いが、責任感がなく、失敗すると逃げたりする。


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