就職は、大手から内定が決まっていく。

実際の就職活動は、3年生の就職セミナーから始まる。

 

大学3年生の夏前後になると、なぜかアパートに大量の資料が送りつけられてきたりするが、そこからもう就職活動は始まっている。

 

本格的な就活は4年生の春から解禁ということになっているが、それ以前に大企業はリクルーティングを開始しており、めぼしい学生に見当をつけている。

 

そしてその見当をつけた学生だけに、様々な説明会のお知らせを送っている。

 

ところが大学4年生になってから就職活動を始める学生には、そのようなお知らせは届かない。

 

なぜなら企業側の候補者リストには、4年生からのんびり就職活動を始めた学生の名前など、載っていないからだ。

 

これは、ある意味、必要悪のようなところがある。

 

というのも人気企業や大企業の採用・不採用が早めに決まらないと、中小企業や不人気企業の採用が進まないからだ。

 

たとえばテレビ局のアナウンサーであれば、殆どの人が東京のテレビ局(キー局)のアナウンサーを目指して受験するだろう。

 

そして東京のテレビ局のアナウンサーになれなかったら、関西のテレビ局(準キー局)に応募するかどうかを考えるだろう。

 

関西のテレビ局の採用・不採用が決まったら、さらに名古屋や札幌や博多などの大都市の地方局を受験するかどうか、考えたりするだろう。

 

こういう風に人気の高い企業や職種から順番に採用していかないと、不人気企業や中小企業の募集に応募する学生が回っていかないのだ。



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就職セミナーには、3年生のうちに参加しておく

新人アナウンサーの採用が、東京のテレビ局(キー局)から始まり、関西、大都市、地方という風に順番に決まっていくように、一般の企業の採用も人気企業や大企業から順番に決まっていく事が多い。

 

人気企業や大企業の採用が決まらないと、不人気企業や中小企業の採用活動が進まない。
なので大企業は早めにリクルーティングを行い、解禁になると同時に内々定を出して、事実上、新卒採用の絞り込みを終える。

 

大企業に採用されなかった学生は、そこからまた新しく応募する企業を探し、企業訪問や人事担当との面談などを行う。

 

不人気企業や中小企業も、大企業の少し後からリクルーティングを始めていて、大企業の採用・不採用がハッキリした時期に、自社の内定を順次だしていくことになる。

 

学生側も、準備万端の学生は、人気企業や大企業の採用漏れになった場合のことも考えて、中小企業の就職セミナーにも顔を出し、さっさと内定を勝ち取っていく。

 

ところが4年生になる直前くらいに、のんびり就職活動を始めるような学生は、ここでもやはり出遅れているから、周囲の友達が内定を取っていくさなか、ようやく重い腰を上げる。

 

そうして就職活動をようやく始めるわけだが、そうなるともうめぼしい企業の採用は既に終盤にさしかかっていて、取り付く島もなくなっている。

 

なので手遅れにならないうちに、3年生のうちからマイナビなどの就職セミナーや合同会社説明会などに参加しておくべきだろう。


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