就職活動に有利な「資格」って何?
就職活動では、資格を持っていると有利だと言われる。
大学の就職指導セミナーでも、資格は絶対必要だという風に強調されることも多いらしい。
そのため、就職を見据えた学生は、大学2年生・2回生くらいから様々な資格取得に挑戦し、資格マニアみたいになってる人もいるようだ。
就職活動のために取得される資格も、英検、TOEIC(トーイック)、漢字検定などと言った語学系の能力検定から、簿記などの民間資格、女子大などで推奨されている「秘書検定」などと言ったモノまである。
ただ、就職活動のために資格を取得すると言っても、取得に使える時間は少ない。
就職活動が始まるのは実質3年生・3回生の秋くらいからなので、それまでに資格を取っておかなければ、アピールポイントにならないからだ。
なので就職に有利な資格を、優先的に狙っていかなければならない。
そうしないと間に合わないからね。
ではいったい何の資格を狙えば良いのか。
逆に何の資格は必要が無くて、時間の無駄遣いになるのか。
これは応募する企業や業種によっていろいろで、一概には言えないのだけれど、総合職では運転免許は必須だという。
総合職というのは、コース別雇用管理制度の一つで、転勤あり・出向ありという条件の正社員のことを指す。
男子学生は総合職か専門職、女子学生は総合職か一般職を選択して応募する場合が多いのだが、総合職では研修期間が終わると全国の支社に配属されることが多い。
そして配属先によっては、運転免許がないと仕事に差し支える。
というのも地方や田舎というのは車社会であり、車の運転免許がないと客先回りをするのも難しいからだ。

運転免許は、総合職では必須の「資格」
就職するのに運転免許が必要だというのは、昔はあまりにも当たり前で、特に強調するほどのことでもなかった。
かつては車の免許を持っているのは一種のステイタスで、若い人はこぞって車の免許を取っていたモノだった。
ところが今は、運転免許を持っている学生の割合は、20年前と比べてかなり下がっているらしい。
というのも学生生活には運転免許は必要無いし、免許を取るのはドライブの趣味がある人だけになっているらしい。
大都市圏では鉄道やバスなどの公共交通が充実していて、しかも殆ど予定通りに目的地に着けるから、わざわざ自分で車を運転する必要など無いしね。
逆に車移動は、慢性的な渋滞に巻き込まれてしまうので、時間通りに目的地にたどり着けなかったりする。
車を運転する必要性を感じないし、都会では自動車事故を起こすリスクも大きいから、積極的に免許を取らないのも当然か。
しかし東京や大阪、名古屋と言った大都市圏以外の地域は、車がないとやっていけない場合が非常に多い。
地方都市は、電車やバスも都会ほど頻繁に来ないし、タクシーだって拾えない地域も多い。
そうなると、ちょっと移動するだけでも車が必要で、レンタカーや会社の車を借りるにしても、運転免許がなければどうしようもないのだ。